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2026年2月20日 - 10 MIN READ
メールの話と絵文字リアクションの話

メールの話と絵文字リアクションの話

かも猫の真似

今回はメールの定義とユースケースを話しつつ、 最近出てきたメールでの絵文字リアクションの話をする

メールとチャットサービスの違い

まずそもそもメールは何のためにあるのか。

今どきプライベートの友人間でメールでやり取りすることはないだろう。 多くの場合はtwitterや等のチャットサービスを使うのではないだろうか。 会社などの組織内でもslackやteamsといったアプリが使われるはずだ。 これは正直メールよりもチャットサービスの方が色々な機能があって便利だからである。

かと言ってメールは本気で廃れたわけではなく、まだ健在だ。 大体の場合はSNSのアカウント登録、もしくは会社や学校などの公的な場で使うと思う。 なぜこういう場では使われるのかと言うと公的な規格に基づいて作られているからだ。

メールはRFCというものによって定義されている。 RFCは公の場に定められたインターネットの法律である。 このRFCによって定義されたメールという枠組みはインターネット上にある機械であれば知っていて当然のものである。 つまりドコモメールで送ろうがauメールで送ろうがgmailのサーバは難なく解釈することができる。 これは全てのメールサーバはRFCに則ってメールの文面を書き、専用の通信を行うからだ。

対してtwitter等のSNSは1つの会社の独自実装である。 よってtwitterで書いたツイートをInstagramのアプリで見ることはできない。 お互いに独自実装だからである。

こう考えるとなぜプライベートと公的な場でチャットサービスとメールを使い分けることになるかわかる。

プライベートだと友人間/組織間で共通のチャットサービスを使おうという示し合わせを行うことができる。 メールよりもチャットサービスの方が便利である場合が多いので示し合わせたチャットサービスを使うことができる。

対して組織外の人間はどれかのチャットサービスを使おうという示し合わせを取ることができない。 よって妥協点として誰もが知っているメールを使っているのである。

例えるなら日本人の間では日本語を使い、日本人とフランス人は妥協点として英語を使う、くらいのニュアンスである。

最近出てきたメールの絵文字リアクション

最近gmailやOutlookはメールに対して絵文字リアクションが出来るようだ。 正直自分はこれに対して疑問を覚えている。

そもそものユースケースとしてメールは赤の他人と使うものだ。 絵文字を送り合うくらいの間柄の人間とはチャットサービスを使ったほうがよい。

赤の他人と絵文字を送り合うのはいかがなのかという倫理的な問題よりも技術的にも疑問に思う点がある。 それは絵文字リアクションがRFCによって定められた規格ではないということだ。 例えばGoogleはこのサイトにどのようにしてリアクションを送っているかを説明している。 これによるとメール上でGoogle独自なファイル形式の添付ファイルとして送られてきたメールはリアクションとして解釈することによって成立させていると書かれている。 つまりgmail以外のメールでは謎の添付ファイル(正式には謎の本文)として解釈されるということだ。 いきなり謎の添付ファイルが来たらびっくりするだろう。ユーザフレンドリーではない。

ところで絵文字の経緯は

絵文字は公的な規格に則っているが実は独自実装だったという経緯がある。 ある会社が絵文字を独自実装した後、いろいろな会社が独自実装し始めたので共通の規格を作ったという経緯がある。 今回の絵文字リアクションも同じように見えるかもしれないが、そもそもメールのユースケースに合致しないので緊急度を上げて皆独自実装をしないだろうと予想はできる。 つまり流行らないし規格化もされないだろう。

結論

そんなことやるよりもみんなでDKIM2を勉強しておこうな!

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